【レビュー】「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

ブログを書くために、文章の書き方を勉強しています。

わかりやすい本を探していたとき、この本に出会いました。

著者:藤吉豊、小川真理子
出版社:日経BP
発売日:2021/1/8

100冊のベストセラー本のポイントが1冊でわかる。

こんなに手っ取り早い方法があるのならと、迷わず購入しました。

結論としては、買ってよかったです。

本書に興味がある方の参考になれば幸いです。

この本を読めば…

  • 分かりやすい文章が書けるようになる
  • 読者に伝わる文章が書けるようになる
  • 本を100冊読む時間がはぶける

それでは、いってみましょう!

きっと

読まれる文章の書き方が知りたい人におすすめ

次のような人におすすめです。

こんな人におすすめ

  • 分かりやすい文章を書きたい
  • ブログなどで誰かに何かを文章で伝えたい
  • 本を100冊も読むのは面倒

本書では、文章を書くためのノウハウやポイントがまとめられています。

文章を書く仕事に興味がある方や、文章を書く仕事を始めたばかりの方、ブログを書くことに興味がある方は参考になると思います。

わかりやすい文章の書き方のコツを知ることができます。

文章を書く時の7つのルール

本書の筆者は現役ライターの藤吉豊さんと小川真理子さんです。

お二人が「文章の書き方」をテーマにした本を100冊読み、100冊の本に書かれた文章術のノウハウをランキング形式で紹介されています。

じつはこの本、目次を見るだけでも勉強になります。

目次が文章術のノウハウのランキングになっているのです。

Amazonでサンプルをダウンロードすれば、目次一覧(ランキング1位〜40位)を見ることができます。

まずは目次(ランキング)を見て、興味がある項目があれば購入して読んでみましょう。

ちなみに、本書の筆者が言う本当に大切な「7つのルール」(ランキング1〜7位)は以下の通りになっています。

大切な7つのルール

  • 文章はシンプルに
  • 伝わる文章には「型」がある
  • 文章も「見た目」が大事
  • 文章は必ず「推敲」する
  • 「分かりやすい言葉」を選ぶ
  • 比喩・たとえ話を積極的に使う
  • 接続詞を「正しく」使う

ここでは、7つのルールについて説明します!

きっと

1位:文章はシンプルに

ランキング1位は、「文章はシンプルに」です。

ポイントとして次の3点が挙げられています。

ポイント

  • 余計な言葉はとにかく削って、簡潔に
  • 1文の長さの目安は、「60文字」以内
  • ワンセンテンス・ワンメッセージ

とにかく文章はシンプルに書くことが大切です。

大事なことは、「なくても意味が通じる言葉を削る」ということ。

「そして」や「しかし」などの接続詞、「その」や「それは」などの指示語などは削りやすい言葉の候補として挙げられています。

削りやすい言葉の候補

  • 接続詞・・・「そして」や「しかし」など
  • 主語・・・「私は」や「彼女が」など
  • 指示語・・・「その」や「それは」など
  • 形容詞・・・「高い」や「楽しい」など
  • 副詞・・・「とても」や「かなり」など
  • 意味が重複する言葉・・・「(まず)最初に」や「(余分な)贅肉」など

自分の文章を見直してみて、余計な言葉はどんどん削りましょう。

また、シンプルな文章にするために1文は「60文字以内」が推奨されています。

文章は短ければ短いほど読みやすいですよね。

1文を短くすることで、文章もシンプルになります。

文字数を意識しなくても、1文に1つのメッセージを含めるように心がければシンプルな文章になります。

逆に1文を60文字程度にしても、複数のメッセージを含めてしまうと読みにくくなるので注意しましょう。

文章はシンプルに書くことが1番大事!

きっと

2位:伝わる文章には「型」がある

伝わる文章には「型」があります。

「型」にはめて文章を書くことによって、読者に伝わる文章を書くことができます。

文章の「型」

  • 逆三角形型:結論 → 説明
  • PREP (プレップ)法:結論 → 理由 → 具体例 → 結論
  • 三段型:序論 → 本論 → 結論

逆三角形型は、結論を先に述べてから説明をします。

新聞記事やビシネス文書などに用いられます。

PREP法は、結論を先に述べ、結論に至った理由と具体例を述べます。

最後に再び結論を書きます。

ビジネス文書や実用文に用いられ、ブログにも使えます。

三段型は、序論、本論、結論の順に述べます。

論文などに用いられます。

なかでもPREP法は、ブログでも使える型としてよく紹介されています。

ブログのライティング力を鍛えたければ、このPREP法を意識しましょう。

PREP (プレップ)法

  • P(Point):結論「・・・の結論は・・・です。」
  • R(Reason):理由「なぜなら、・・・だからです。」
  • E(Example):具体例「例えば、・・・。」
  • P(Point):結論「したがって、・・・の結論は・・・です。」

文章を「型」を使って書くメリットとしては以下の6つが紹介されています。

「型」を使うメリット

  1. 書く順番に迷わない。
  2. 書くスピードが速くなる。
  3. 文章の流れが良くなる。
  4. 情報の過不足がなくなる。
  5. 論理展開が破綻しにくい。
  6. 結論がはっきりする

頭の中で考えながら文章を書くより、型にはめて書いた方が分かりやすい文章を書くことができ、書くスピードも上がります。

決まった「型」を活用しよう!

きっと

3位:文章も「見た目」が大事

読みやすい文章は、「見た目」も大事です。

文字の大きさや太さ、文字の配列、開業のタイミングなど、文章の見た目で読みやすさや伝わりやすさが変わります。

文章の見た目のポイントとしては次の3つが挙げられています。

ポイント

  • 余白で見やすく
  • ひらがなと漢字のバランス
  • 文章の見た目を良くすると、リズムも良くなる

文字だけぎっしり書かれている文章は、読みにくい印象を与えてしまいます。

適当な箇所に改行を入れたり、1文と1文の行間をしっかりあけることで読みやすく感じます。

ひらがなと漢字のバランスも文章の「見た目」の重要なポイントです。

漢字だけの文章だと、難しい文章だと感じてしまいます。

逆にひらがなだけでも、読みにくい文章になります。

ひらがなと漢字の割合は、

「漢字が2、3割」

「ひらがなが7、8割」

がひとつの目安と紹介されています。

本書ではひらがなにしたほうがいい言葉も紹介されているので、参考にしてバランスを整えましょう。

また、「見た目」を良くすることで文章のリズムも良くなります。

「リズムが良い文章」とは「音読した時に読みやすい文章」のことです。

音読しにくい文章は、黙読した時でも読みにくい文章になってしまします。

リズムが悪くなる文章の原因としては次の5つが挙げられています。

リズムが悪くなる原因

  • 段落が長すぎる(または短すぎる)
  • 1行に入る文字数が長すぎる
  • 改行がない(または少ない)
  • 漢字が多い
  • 句読点が少ない

リズムが悪くなると、読者にとっても読みにくい文章になってしまいます。

音読して読みやすい文章を書きましょう。

見た目も良い文章を意識しよう!

きっと

4位:文章は必ず「推敲」する

文章は必ず「推敲」しましょう。

本書では、文章を推敲する時のポイントが4つ紹介されています。

推敲のポイント

  • 時間をおいて読み直す
  • プリントアウトして読み直す
  • 声に出して読み直す
  • 他人に読んでもらう

時間をおいて見直すことで、客観的に文章を読むことができます。

数日から1週間ほど、読み返すまでに時間をおくことを推奨しています。

また、プリントアウトして読み返すことで全体的に文章を見ることができます。

用紙で読むと脳は分析モードになるため、画面で見るよりもミスに気づきやすいそうです。

声に出して読むことも有効な推敲の方法です。

音読しにくい文章は、黙読でも読みにくい文章の可能性大です。

声に出してもスラスラ読める文章を目指しましょう。

最後に、他人に読んでもらうことで自分では気づけなかった修正点を発見できます。

推敲をする時のチェック項目は次の10点です。

推敲のチェック項目

  • 書かれている内容に間違いがないか、論理が破綻していないか点検する
  • 文字を削って、1文を短くする
  • 改行や空白行で余白をつくる
  • 誤字・脱字をなくす
  • 句読点を適切に打つ
  • 漢字、ひらがなの比率を適正にする
  • 表記と用語を統一する
  • 不快感をともなう表現、差別用語を避ける
  • 主語と述語の関係を見直す
  • 重複表現を避ける

チェック項目を意識して推敲しよう!

きっと

5位:「わかりやすい言葉」を選ぶ

5位は、「わかりやすい言葉」を選ぶです。

わかりやすい言葉

  • 中学生でもわかる言葉
  • 日常的に使われている言葉
  • 耳慣れた言葉

上記のようなわかりやすい言葉を使って文章を書きましょう。

わかりやすい言葉を使って文章を書くポイントは次の3つが挙げられています。

ポイント

  • 「難しい言葉」を「簡単な言葉」に置き換える
  • 専門用語を使うときは、解説を加える
  • 「簡単な言葉」を雑に扱わない

「難しい言葉」が使われている文章は、誰でも読みたいと思いません。

「簡単な言葉」を使うことで、読者に読みやすい文章という印象を与えることができます。

普段から自分が使っている言葉を文章で使うことで、わかりやすい文章を書くことができます。

また、専門用語を使うときは解説を入れましょう。

「自分が知っているからといって、誰もが知っているとは限らない」

という前提に立つことが大切です。

「簡単な言葉」を雑に扱わないということもポイントとして挙げられています。

誰もが知っている言葉でも読み手によって解釈が異なる場合があります。

本書では、「お金持ち」という言葉が例に取り上げられています。

「お金持ち」という言葉は、誰もが知っている簡単な言葉です。

しかし、人によって「お金持ち」の定義は異なります。

「年収〇〇以上」なのか「資産〇〇以上」なのか、といった感じです。

誰でも知っている言葉でも、場合によってはその言葉の説明も必要になってきます。

これが、「簡単な言葉」でも雑に扱わないということです。

わかりやすい言葉を使って文章を書こう!

きっと

6位:比喩・たとえ話を積極的に使う

比喩・たとえ話を積極的に使うことで、わかりやすい文章を書くことができます。

比喩とは、「ほかのものに例えて表現する」ということです。

自分が知らないことでも、自分が知っていることにに例えて話してもらうと、理解しやすいですよね。

ポイント

  • 使いやすいのは「直喩」「隠喩」「擬人法」
  • より強い印象を与えたいときは「隠喩」
  • 知らないことは「知っていること」にたとえる
  • 直喩・・・「まるで〇〇のような」「〇〇みたいな」と説明付きで例える。
    • まるで魔法のような出来事
    • 海みたいな湖
  • 隠喩・・・「のような」「みたいな」を使わずにたとえる。
    • あの人はガラスの心を持っている
    • 歩きすぎて足が棒になった
  • 擬人法・・・人間ではないものを人間にたとえる。
    • 花は笑い、鳥は歌っている
    • 今にも空が泣き出しそうだ

使いやすい比喩の表現の中でも、「隠喩」はより強い印象を与えることができます。

しかし、「隠喩」は読み手にとって様々な意味に捉えられかねません。

伝えたい意図とは違う意味で解釈されてしまうことがあるので注意しましょう。

また、知らないこと(A)を知っていること(B)に例えて表現すると、理解しやすくなります。

(A)を(B)にたとえるときは、

  • 読み手が(B)のことを知っている
  • (A)と(B)が間違いなく似ている

ことが前提です。

7位:接続詞を「正しく」使う

接続詞とは、「文と文をつなぐ言葉」のことです。

接続詞を使うことで、前の文と後の文の関係性がはっきりして、文意が理解しやすくなります。

ポイント

  • 接続詞は「使いすぎ」も「使わなすぎ」もダメ
  • 必ず入れたいのは「逆のこと」を書く場合

本書では、「接続詞」の使い方をルール化しています。

接続詞の4つのルール

  1. なくても意味が通じる場合は、削除する。
  2. 「順接」(「だから」「それで」など)の接続詞は、なくてもいい場合がある。
  3. 「逆接」(「しかし」「だけど」など)の接続詞は、あったほうが、文意が伝わりやすい。
  4. 論文では、接続詞が多くなってもかまわない。

なくてもよい接続詞、あったほうがよい接続詞を意識しましょう。

また、「逆のこと」を書く場合は必ず接続詞(逆接の接続詞)を入れたほうが良いです。

逆説の接続詞を削ると、文と文の関係性があいまいになり、前後のつながりが見えにくくなります。

適切な場所に、適切な接続詞を入れよう!

きっと

参考にされたのは100冊のベストセラー本

実際に筆者のお二人が参考にした100冊の書籍の紹介もされています。

以下は本書からの引用です。

本書は、下記の条件を「すべて満たす100冊」を調査しました。
・「書き方」「伝え方」をテーマとする書籍。書くことはコミュニケーションの一部なので、「コミュニケーション」も含めています。
・「平成元年以降」に、紙または電子媒体で刊行された書籍。時代とともに、「求められる日本語」が変化する可能性があるため。
・「ベストセラー」「ロングセラー」の書籍。より多くの方に受け入れられているルールを収集するため、販売部数や書籍への評価を踏まえて選出しました。

引用元:文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

書籍名、著者名、出版社がリストアップされてますので、リストの中から自分が読みたい書籍を探すのも良いですね。

まとめ

本書の筆者が言う本当に大切な「7つのルール」です。

大切な7つのルール

  • 文章はシンプルに
  • 伝わる文章には「型」がある
  • 文章も「見た目」が大事
  • 文章は必ず「推敲」する
  • 「分かりやすい言葉」を選ぶ
  • 比喩・たとえ話を積極的に使う
  • 接続詞を「正しく」使う

わかりやすい文章を書くために、はじめにこの7つを意識しましょう。

本書では、この7つのルールをわかりやすい例文を使って詳しく説明しています。

例文を読むことによって、より理解が深まり、読みやすい文章を書くことができるようになります。

読み手に伝わる文章がか書きたければ、ぜひ本書を買って勉強しましょう。

また、100冊の本を読むということは、かなり時間がかかります。

毎日2冊ずつ読めたとしても、50日かかる計算です。

内容を理解して読むとなれば、もっと時間がかかるかもしれません。

本書は100冊読む時間をはぶいてくれ、おまけに文章術の大事な部分をまとめて1冊で知ることができます。

文章の書き方のコツを知りたい方、まずは1冊目として読むことをおすすめします。

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